代表からの挨拶

ー 起業したきっかけを教えてください

アロマの香りで感情や気分のコントロールができたことと、アロマトリートメントで自分の身体が癒された経験から、周りにもアロマテラピーを伝えたいと思い起業しました。起業当時は男性でアロマに関する仕事をしているのは珍しく、アロマテラピーも今よりずっと敷居が高い感じでした。そういう敷居を下げて香りを身近に楽しんでもらいたい、と思っていました。

ー「アロマ」についてどのような魅力がありますか?

水蒸気蒸留法の一例/アロマギフト作成

水蒸気蒸留法の一例/アロマギフト作成

『アロマテラピー』とはアロマ(芳香)とテラピー(療法)を合わせた造語で、文字通り「芳香療法」のことです。
植物が持つ有効成分が凝縮された精油の香りで、心身の不調を癒す効果が期待されています。
五感は人間が生まれつき持っている機能ですが、長い年月を経て進化してきた感覚です。しかし、便利になった世の中ではその便利の対価として五感を使う機会が減っています。

ー「OEM事業」を始めたきっかけを教えてください。

まず最初は、自社のオリジナル商品として”和アロマ”を開発したことから始まりました。
この和アロマの開発には、クラウドファンデイングという資金調達方法でたくさんの方から応援頂いて開発できたことで、複数のテレビ・新聞のメディアから取材を受けました。

・能登アロマhttps://faavo.jp/ishikawa/project/455
・長野アロマhttps://faavo.jp/nagano/project/965
・長野アロマNNNhttp://www.news24.jp/articles/2016/06/06/07331983.html

結果、企業様の目に触れることも多くなったようで、企業独自のアロマ商材を作ってほしいという依頼が入るようになりました。

OEMというと第三者の専門メーカーで製造を委託し最終的には自社商品として販売することです。製造しているメーカー名は表には出ないのが通常ですが、私どもの場合は違います。アロマの専門家として、香りの製造や配合から最終的な商品のプロデュースまでを基本的には一貫して行うので、アロマ関連商材の場合はアロマの専門家が企画製造した、ということを表に出されるクライアント様が多いです。

NOTOシリーズのアロマオイルの作成

NOTOの原料や容器は日本国産

アロマというと、合成香料の香水から100%天然由来の精油を使ったものまですべて含む広義の意味があります。合成香料のメリットは、様々な香りの再現性が可能で安価かつ長期保存が基本的には可能。一方で天然精油の場合は、ナチュラルな成分なのでストーリーを伝えることができることと、人工的には決して作り出せない数千以上の香りのブレンドでできていること。それぞれに良さがあるため、用途や予算にわけて使い分けをしています。

天然だから安全というものでもなく、本来精油は自然界には存在しない濃縮された液体なのである意味では合成とも言えます。

市井能登ヒバ石川県

石川県の能登の能登ヒバの木に触れる

良いものを高価格で販売しても自己満足になってしまいます。消費者、マーケットの方がわかりやすくそして商品を購入したことで満足を得る付加価値を与えることで初めてその商品のストーリーは伝わると考えます。

アロマの専門家がマーケティングからプロモーションまでのアドバイスができることが当社の強みであると考えています。

このページをご覧頂いているクライアント様の商品開発の担当者やノベルティ用に何か商品を捜している方、またこれから何か自社オリジナル商品を開発したい方などはまずは何から手を付ければよいのかわからず、とても大変な苦労をしていると思います。

私も同じ経験があります。デザインの会社、パッケージの会社、香りの会社、化粧品会社、行政への相談、資金調達のための金融機関への相談、インターネットサイト制作会社、営業先の開拓、通販の梱包と配送方法など。全部自分ひとりで当初は行いました。そんな時、香りの専門家が、全部アドバイスしてくれるとしたらとても便利だろうな、と思います。

私ども1社でアロマの商品を開発するよりもより多くの企業様と手を組んでホンモノの香りを一緒に開発していくことのほうがはるかに多くの人に香りの良さが伝わると考えて、オリジナル事業に加えてOEM事業にも力を入れています。

大小様々な相談でもけっこうです。当社も気付くきっかけが増えると考えていますのでお気軽にお問合せ頂きますように宜しくお願いします。

ー商品開発やサロンを起業しようと思っている方へメッセージをお願いします。

ゼロからスタートすると、たくさんのことを学べることができますが、時間も費やすことになります。ある程度の基本的なことや、方向性は早い段階で客観的に定めることが大切かと思います。
まずは自分ができることは何か?を見つめて頂き、自分がしたいことは何か?を考えてもらいます。
そしてその目標と現実の間の距離を埋めるためには、自分でやってすぐにできるものか、それとも第三者にサポートしてもらった方が良いのか?を考えて頂きます。その際は全力でパートナーとして応援させて頂きます。

ー今後の発展について

Forest(フォレスト)=For+rest (休息するため)と言われるように、森林はわれわれ人間にとってもなくてはならない癒しのスポット。風光明媚な能登の山林を守ることが、海や川の循環を守り、地域の人を守ることにもつながります。

アロマテラピーという分野で生きる私にできることは”和のアロマ”を開発し、国産木材や植物を身近に感じてもらうことです。化粧品など日用品に加工するなどして日本のブランドとして世界にも発信もできないか、と考えています。

市井真太郎画像インタビュー

アロマギフト代表 市井 真太郎