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2021.1.9 アロマ検定

リモネンの分子量 効果と毒性 分子構造と重さから香水を調合



アロマテラピー検定でも対象のレモン、オレンジ、ベルガモット。

柑橘系とも言われるフルーツですが、

特徴的な成分について知っておくと便利です。

リモネンの分子

特徴成分として代表的なのは、「リモネン」



C10H16という化学式で表現されます。

化学的にはモノテルペン系と呼ばれ香りが爽やかなのが特徴です。


では人間に対しての効果はどうか?

リラックスできたり、抗菌作用があると言われます。

また、私たちの生活の中では、住宅用の洗剤と同様にクリーナーの役割をしてくれます。

その成分は界面活性剤と同様の成分なので、油汚れなどを落としてくれます。

シンクにレモンやみかんの皮をこすって汚れを落としてみると、けっこうわかります。

安全性について


一方で、安全性についてはどうか?

基本的には化粧品などにも入っていることもあり安全と言われますが

まれに光毒性(ひかりどくせい)があり、紫外線と反応して肌のシミになることがあります。

時間の経過したリモネン成分も直接触ったり、目や粘膜に触れると炎症を起こしかねません。

一種のアレルギーもあると言われています(詳しい見解は各種論文等参照し、自己判断でお願いします)


では、アロマテラピーとしてはどのように付き合っていくか。

アロマテラピーや香水フレグランスの世界では、

リモネン成分は欠かせません。

アロマの分子量

香りのトップノート(一番最初に香る、軽い香り)として非常に重要です。

とくにリモネンは化学式でC10H16 となり、

分子量として136.23g/mol となります。

ちなみにその他の重さはこちら。

アンモニア  17g/mol  (NH3参考)

シトラール 152.24g/mol レモングラス
1,8シネオール 154.25g/mol ユーカリ
ゲラニオール  154.25g/mol ローズ、ゼラニウム
リナロール  154.25g/mol スズラン、ラベンダー
酢酸リナリル 196.29g/mol ラベンダー

基本的に、分子の重さが軽いと、揮発性が高くより早く香りが広がりすぐに香りが消えます。

一方で重たい香りは、長くゆっくりと香ります。

一般的には分子量が15〜400以下が芳香物質と呼ばれるゾーンです。

20〜300の範囲とも言われます。

その範囲に多数の芳香有機物質があり、同じ分子構造でも結びつき方で香りが全然違ったります。

分子構造から香水をつくる

分子の構造を見るだけでも、香りの性質やブレンドすると相性が良い、ともわかるため

現在香りの分野はAI化がどんどん進んでいます。

しかし、香りの設計図ができたとしても、それを感じるのはとても気分屋の人間です。

気候や気分や年齢に伴い嗜好はどんどん変わっていくので

本当にAIだけで香りを満たすことができるのか、というのはわかりませんが

分子構造と過去の膨大な香りのデータを掛け合わせることで

一定のレベルまで好みに合わせた香水やアロマを開発することはできそうです。

パフューマーが調整して完成する、ちょっと人間味があった方が何となく嬉しい、と個人的には思います。



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