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2019.9.23 和精油 アロマテラピー

日本産精油(和アロマ)は人気があるのか?海外から見た和アロマ、今後どうなるのか


モノづくりとして日本は世界的にもとても評価が高いです。

農産物も配送ルートや保存加工技術の向上を背景に、海外での評価が高まっています。

では、日本国産アロマオイル(和アロマ、和精油)の業者や一般顧客市場それぞれの評価はどうなのか?

海外の調香背景


海外の香料市場は安定しており、シーズン毎に新たな香りが開発されています。

そのため、原料の争奪戦が激しく、ベーシックなラベンダーの精油や逆に希少なダマスクローズなどは、収穫される5〜6月ごろにはかなり取り合いとなります。

常に新たな産地を求めて海外資本が出資して農場を開拓したり、翌年度分を一括して予約をする契約農場もあります。

日本国内では香料分野ではまだそこまでの市場が無いのですが、食品分野においては指定農場が増えていると聞きます。

特にユズの香りは、ヨーロッパや南米のかんきつ系にはない、ビターでフレッシュな香りの中に優しさがある、というとても高い評価を受けており、四国を中心にその他地域でも日本では生産されるようになってきています。

一般個人にとっては、ユズの精油そのもの、というよりも、ユズの精油を配合した、化粧品や雑貨、スプレーなどが人気があるようです。

一方で、ユズ以外に特に目立った和アロマが無いということも言えます。

国内の精油製造


約2014年ごろから、国内でも6次産業化や地域活性を政府が支援し、補助金や助成金が浸透するようになりました。

その際に、農家や自治体、農林関係団体組合にとっては付加価値がある生産物を作ろう、という動きが活発に。

さらに、蒸留器が従来より手軽に、そして抽出採油率がとても高い高機能な製品が登場し、しかも安価になりました。

日本各地で、アロマの蒸留が解禁された「和アロマ元年」を迎えました。九州、中国、四国ではかんきつ系、北海道、東北ではヒノキ、スギ、マツ、モミ。他にも多数登場しています。弊社もその時に蒸留に着手した経緯があります。

その後、各地で蒸留された珍しい精油が登場しましたが、結局規模の経済には及ばなかったことと、需給バランスに釣り合わないため、高い価格になってしまいました。結果、和アロマ=敷居が高く手が届かないもの、という印象でユーザーは外国産でも安いほうが良い、という判断をされています。

これからの和アロマ、国産精油

ユズの香りはとても成功した一例ですが、そもそも国内でユズジュースやユズの食品が市場として成り立っていたため、その副産物として和アロマに加工する道が開けているとも言えます。

精油自体はどんな植物からも蒸留することは可能ですが、それを市場に受け入れられる価格まで原価を落とせるか?がかなり大きな命題です。さきほども伝えたように、コストが折り合わないと需要と供給バランスが崩れて売れ残りになってしまいます。

・人件費
・蒸留費(蒸留効率、蒸留機器本体価格)
・流通費(加工所と農家の距離、物流)

この3つが大きなコストなので、少しでも下げることができれば日本国内でもユズに次ぐ、新たな和アロマのスターを産み出すことができると思います。

農業改革、農業のIT化や農業法人化で、就農する若者も増えました。

新しいアイデア次第では和アロマの今後はとても面白いことになる可能性はあると思います。




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