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2021.10.2 空間演出

【上級者向け】アロマリードディフューザーの香りが広がらない時の対策と楽しみ方



こんにちは。アロマを楽しんでいる方がこのページをご覧頂いているかと思います。

アロマギフトは、過去に累計で30万点以上のアロマアイテムを自社やOEMむけに製作しているアロマの専門店です。

今回はアロマテラピーを楽しむ方法の中でも、最も人気がある一つ、リードディフューザーについてご紹介。

過去にも、一般的な使い方を紹介した記事もまずはご覧ください。


今回「上級者向け」とタイトルしたのは理由があります。

アロマディフューザーが好きだからこそ経験する悩みだったり

アロマリードディフューザーを使えば使うほど、大切に使えば使うほど陥りやすいリードディフューザー特有のトラブルもあるので傾向と対策をご案内します。

香りが広がらない


最も相談が多いのはこの相談です。

原因は大きく分けて2つあり、
それぞれに具体的な例を示します。

1つ目は、アロマディフューザー本体の物理的な問題

・何等かの原因で香料バランスが崩れ、うまく香りが揮発しない
・リードスティックが目詰まりした
・香料が無くなった

そして、2つ目は、利用者本人の嗅覚が慣れてしまった感覚的な問題です。

・嗅覚の順応
・嗅覚の錯倒、麻痺
・体調不良、鼻づまり

嗅覚は非常に敏感なので、毎日同じ香りを嗅ぎ続けるのはよくないです。
部屋毎に香りを分けたり、もしくは無臭の時間を作るなどして意識的に違う香りも嗅ぐようにしてください。

この2つ目の原因は、感覚的な問題なのでなかなか断定しづらいです。
花粉症の方や気分によっても感じ方は変わってしまうため、体調管理を万全にした上で再度試すと良いでしょうと、アドバイスするしかないです。

今回のコラムでは、物理的な問題を中心にご説明します。

リードスティックの目詰まりの原因


香りが広がらない、という物理的な原因の中でも最も多いのが、リードスティックが目詰まりです。

対策としては、リードスティックを交換するしかありません。

無水エタノールに漬け込んでおくと、若干クリーニングできますが、
スティックが横に変形したり、エタノールのコスト自体も高くかかってしまいます。

リードスティックの構造は、ラタン(籐)の場合は、繊維状で空間が空いており、
毛細管現象で香料を吸い上げて、空気中に拡散します。

原則リードスティックの使用期間と、本数の目安は守る

各メーカーが推奨している本数を基本的には挿しましょう。

例えば、5本入りのリードスティックを3本だけにする、ということは間違いではありません。

5本分吸い上げる量を3本にすれば、かなり節約になり、狭いお部屋や密閉空間では長持ちするのでコスパはGOOD、・・に見えますが


実は香料の劣化が進んだり、リードスティックが劣化していくので、リードスティックの交換を念頭に置いておいてください。

ナチュラルなラタンは、非常にカビが生えやすいです。


ツル状の植物の表皮を剥いで、むき出しにしてしまっている訳ですから、
表面の繊維が一部剥がれてしまうので、さきイカのような感じになっています。




だからこそ、液体を空気中に拡散する力が強いのですが、
逆に言えば、空気中の湿気やホコリ、ゴミ、微生物も吸着しやすいということになります。

目詰まりさえしなければ、アルコールや香料自体が防腐剤の役割を果たすので、
リードスティックが劣化、カビが生えることはほぼありません。

しかし、3ヵ月ぐらいを過ぎると、香料の量も減ってくるため、そもそもリードの上の方がずっと乾きっぱなしになります。

うまく、ここで上下逆さまにして使ったとしても、結局ホコリなどが液体の中に漬け込む機会が増えるので、

基本的には、メーカー推奨期間以内に使い切るのが最もスムーズに使い切る方法です。



使用しない時のために購入時のフタ、中栓は保管しておく

新品の商品の場合必ず密閉の栓がしてあります。




商品によっては、コルク栓やスクリュータイプのキャップだったりします。

再利用可能なキャップだったら捨てずにとっておくことをお勧めします。



長く外出する時は、リードスティックを抜いて、フタを閉めることで、空気と香料を遮断できるのでほぼ半永久的に香料は残ります。

その際に、リードスティックをその辺に置いておくと、スティック内で香料が目詰まりしたり空気中のホコリが積もりやすいです。

仮に数日間、リードスティックを抜いてしまった後に、再度香料に挿す際には、無水エタノールでスティックの両端を洗った上で

キャップに貯めたエタノールに3分程度漬け込んで、クリーニングすることをお勧めします。ただし、完全に復活するわけではないでご注意ください。

リードスティックの本数を減らす時は空間に注意

ディフューザーを使う時に、香りを弱めたい時はスティックを一部だけ残す、というやり方が一般的です。



上から見た5本のリードスティック。
分かりやすくするために、片側に寄せてみます。




5本の場合の隙間はピンク色の部分です。

次に3本に減らした場合も同様に見てみます。




5本の時も隙間がありましたが、3本の場合は過半数の隙間ができます。

リードディフューザーが香る主な要因は、リードスティックからの拡散が約70〜90%ですが、

残りの10〜最大25%程度は、この隙間からの自然揮発も含まれています。

あとは5%は、上下逆さまにするときの強制的な揮発です。

この「隙間」が大きくなると、ここからも香りは漏れるというデメリットがあります。

さらに、ホコリがこの隙間から香料内に直接入り込みます。

特にディフューザーの設置場所は、玄関や、リビング、クローゼット、寝室などが人や繊維が多い場所なので

猶更ホコリが入ってしまいます。

後述しますが、香料に不純物が入ることで粘度に変化が起きたり、

空気と触れる機会が多いので、香りの劣化、変質も早まったり、直射日光が縦に入ると、せっかくの遮光瓶の意味もなくなります。

対策としては、カバーをつけることが一番手っ取り早いですが、丁度良いカバーはなかなか無いので、セロハンテープやマスキングテープでも十分OKです。



見た目はちょっとアレですが・・・笑

スティックの裏側で隠してしまえば問題ないと思います。

ただし、本数を減らすことで、中の香料の減るスピードがかなり落ちるので、ラタンのリードスティック自体の目詰まりのリスクは高まります。

可能であれば、リードスティックはそんなに高額なものではないので、詰め替え用の新品のリフィルを数10本ぐらいまとめてストックしておくと便利です。

リードスティック100本でだいたい1,000円ぐらいなので、1本10円程度。

また、色々な色もあるので、模様替えで気分転換もできると思います。

注意点は、長さ。
20cm前後の長さがありますが、お手持ちの香料の瓶とのバランスを考えてください。

なお、ラタンは、長めのサイズを買って、ハサミでカットしてしまえば十分使えるので安心してください。


ファイバー製のスティックを使う

天然のラタンは見た目もナチュラルでお洒落です。

しかし、その分カビが生えやすかったり目詰まりしやすいというデメリットがあります。

交換するぐらいだったら、いっそのこと「ファイバーリードスティック」を使ってみたらいかがでしょうか。



ファイバーは、合成繊維のことです。

画像は真っ白ですが、赤から黄色、青など着色も様々できます。



画像だと見づらいですが、先端には無数の小さな隙間があります。

ラタンのような不規則なものではなく、ほぼ均等にそして多孔なので吸い上げるスピードはラタンの2~5倍以上と言われます。

通常2か月利用できる100mlの香料に、ファイバーリードスティックを挿すと、3週間程度で無くなる、ということもあります。

その分、香りが広がるので即効性を求める方にはおススメです。

また、スムーズな吸い上げが連続していくので、上下逆さまにする手間も要らないし、

ホコリが香料に入らない+リードが目詰まりしにくい、というメリットがあります。

香料自体にカビの予防

次に、香料自体にも注目してみます。

成分表示にアルコールや防腐剤が入っているかを確認しましょう。

通常の商品では、アルコール以外に、グリセリンやBGなどと表記されています。

グリセリンは本来は可溶化(香料を水に溶かす)として使われますが、多少の防腐作用も期待できますが結構弱いです。

フェノキシエタノールやパラベンなども使われることがありますが、これらは非常に強力な防腐剤です。

水が入っている場合は、特に注意してください。

水は腐敗しやすく菌の温床になります。でも、アルコールの濃度が高いほど、防腐剤の役割を果たすので問題はありません。

しかし、ディフューザーは雑貨扱いなので、アルコールの濃度%は表示する義務はありません。

気になった場合はメーカーに問い合わせをすることをおススメします。

アルコールは防腐剤の役割以外に、揮発性を高めたり、リードスティックの目詰まりも防いでくれるので一石三鳥です。

デメリットは、香料の濃度が薄まり、同時にアルコール臭が前に出やすくなるので、絶妙なバランスでメーカー側も制作します。

香料は生鮮食品と同じ、鮮度や粘度に注目

「高品質な香り」は、生鮮食品や生花と同じ考えてください。

「香料の鮮度」が良いとサラサラしています。

エタノールなど溶媒の濃度が高い香料は、
香料の原料がしっかり溶け込んでいるのでサラサラっとした香料なので
リードスティックの中も比較的目詰まりしづらいです。
※メーカーによっては何も考えていないメーカーもありますが・・・

一方で、「エタノールフリー」「可溶加材フリー」と謳っていたり、
天然精油の比率を非常に高く(10〜20%以上)配合している香料の場合
精油の種類によっては、とてもドロドロ重たい香料粘度をしています。

細いスティックの空間を通る際に、徐々に残留物が蓄積してしまう可能性が高まります。

では、エタノールでしっかり希釈していれば良いのか?というとそれも違います。

リードスティックが、常にエアコンの送風機の前にあったり、
風通しが良すぎる場所だと、かなりハイペースで香料の吸い上げと拡散を繰り返します。

本来は、リードスティックの中を通って→表面からゆっくり拡散、という流れが理想ですが、
あまりにも風が強かったり、乾燥している状態だと、リードスティックの中で乾燥してしまうことがあります。

香料の分子が中に少しずつ停滞してしまったり、その残置物のせいで循環が悪くなり、
日本の場合は、湿度が急に高くなるとカビが生えやすくなったりします。

無風状態だと、逆に吸い上げが悪くなることもあるし、ディフューザーをキレイに完璧に香らせながら使い切る、というのは非常に難しいです。

メーカー側は、アルコールの配合などを調整して、リードスティックの本数や使用期間の目安を計算しています。

香りがどんどん減っていくのは勿体ない・・という気持ちも十分わかりますが、

鮮度が良い旬なうちに、使い切る(食べきる)のが最もその状態を楽しむやり方です。

まとめ

いかがでしたか?

アロマディフューザーの香りが広がらない場合の原因と対策を、リードスティックや香料に注目して説明しました。

最近では、交換用のスティックをご丁寧に準備しているメーカーも出てきています。

香りは好きだけど、リードスティックの調子がどうもおかしい?という時は、早めにスティックだけは別で購入して、セミオリジナルのカスタムを楽しむの良いと思います。

香りがある生活を楽しんでくださいね。



アロマギフト:03-3441-0771





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